Halopedia
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“艦長。これは私が今まで見てきた中で最も素晴らしい作戦でした”
ヒコワ中尉ジェイコヴ・キース 中佐に対して
Keyes Loop

ハルゼイ博士が描いた"キースループ"の図

キース・ループ[1][2]とは、ジェイコヴ・キース中佐シグマ・オクタヌスIV攻防初期における戦闘で発揮した宇宙戦術であった。この戦闘はUNSCコヴナントを破ると言う稀な結果となり、スタンフォース提督により大佐に昇進する事となった。

要約[]

シグマ・オクタヌスIVに対するコヴナント侵攻の兆候を察知したUNSC Iroquoisは、直ちに惑星へと急行する。しかし相手は1隻の空母、1隻のRPV級軽駆逐艦、そして2隻のフリゲート(中型補助艦)であった。キースはこの戦闘集団を4隻のフリゲート級艦隊と誤認していた。

キース中佐は攻撃を決意し、イロコイを駆逐艦へと衝突するコースに設定、それと共に核ミサイルを駆逐艦とは別の方向に向け解き放った。2隻の敵フリゲートはイロコイに向け、プラズマ魚雷を発射した。イロコイは緊急スラスタ発動によってこれを回避するが、プラズマ魚雷は反転し、追尾し続けた。

イロコイは敵駆逐艦に体当たりし、その直前に進路を変更した。イロコイはこの直撃で2mのチタニウムAアーマーを完全に削り取られてしまったが、敵駆逐艦はシールドによって守られた。しかし、プラズマ魚雷はイロコイを追跡しきれずコヴナント駆逐艦に突っ込み、2発とも直撃した。シールドは失われ、船体を損傷させた。その隙にイロコイはアーチャーミサイルを解き放ち、駆逐艦を撃沈する。

駆逐艦を仕留めた後、イロコイは惑星を回り敵フリゲート艦2隻と対峙する。フリゲートは先に放たれた核ミサイルを気付けなかった。キースは核ミサイルを起爆させ、シールドを破壊すると直ちに2基の重MACと数百のアーチャーミサイルを発射し、2隻のフリゲートも破壊する。空母の護衛艦はこれで全滅したが、空母はそれを知ってか全速力で星系から撤退する。が、撤退前に彼らは34機の降下艇とDAV級軽コルベットを惑星に解き放っていたのであった。

修理[]

イロコイはこの戦闘で完全に損傷していた。完全修理には33時間も必要であった。エンジンは完全なオーバーホールが必要なほど損傷しており、電子回路の15%は核ミサイルのEMPによって焼かれてしまい、交換が必要だった。緊急スラスタも1基再充填が必要で、船体も重度に損傷した。 UNSC Cradleによる修理は6時間以上行われたが、次の戦闘を前に50%のパワーを辛うじて使用できる程度には修繕できたが、これが限界だった。船の塗装を必要とあらば剥がすとクレードル側が言って来たが丁重に拒絶した。彼はこの戦いと傷跡を忘れてはならないと考えたからだ。

情報源[]

  1. Halo: The Fall of Reach, page 156
  2. Halo: Reach, Dr. Halsey's personal journal
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