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“平和的なものは戦の内外に在る。”
— 『マントル』ダイダクトの章(ナンバー)、5番目の格言(パーミュテーション)

シャドー オブ サンダード スター、通称ダイダクトウル-ダイダクト(ウルとはオリジナルを意味する)はプロメシアンであり、フォアランナー社会において軍最高司令官として最も高い地位に居たフォアランナーであった。 彼は、マントルの責務の信奉者で、フォアランナー軍を率いてフラッドに、そして人類に対抗して来た。ヘイロー起動による自滅策に最後まで反対し続けてきた。彼はライブラリアンの夫であった事が知られている。

彼はマスタービルダー・フェイバーの手で直接的に殺害されたと思われていたが、自分のエッセンスを若きフォアランナーに転写していた。これによってフラッド戦争末期においてダイダクトという名の人物は、互いに異なる、しかし深く結びついた人物として同時に2人が存在することになった。以後、区別のため、シャドー オブ サンダード スターはウル-ダイダクト、エッセンスを埋め込まれたコピーはアイソダイダクトと呼ばれるようになる。ウル-ダイダクトはその後、自身のシールドワールドであるレクイエムに幽閉され、ライブラリアンによって眠りにつかされ、2557年に目覚めるまでの非常に長い時をレクイエムで過ごす事となってしまう。一方、アイソダイダクトは、フラッド戦争の最終局面を戦いつづけ、最終的にはヘイローアレイを起動することになる。

伝記[]

“我らはフォアランナー。銀河の守護者。”
— ウル-ダイダクト

ウォリアーサーバントの時代[]

ダイダクトはウォリアーサーバントの最精鋭プロメシアンの一員だった。彼の通り名はマントル防衛大学にて教鞭を取った際に付けられたものである。カラムハコーにてライフワーカーのライブラリアンと出会い結婚した。彼には子供が何人かおり、父の後を追ってサーバントの戦士となった。

彼は対人類戦争においてフォアランナー軍を率いて戦った。彼の子供たちは皆戦死してしまったが、戦争には勝利した。カラムハコー作戦の後、彼と、カンファーマーをいれたプロメシアンの一部隊はカラムハコーにて最後のプリカーサー・タイムレスワンが詰められたステイシスカプセルを目撃する。

戦争の終わりとフラッドの発見に伴い、彼はフラッドの帰還に備えその調査と警戒体制をとる政策を主張した。 またフラッドのアウトブレイクを監視し万一の場合は軍事支援をさせるべく銀河を股に掛けたシールドワールドの構築を提唱した。 しかし、フェイバー率いるビルダー派閥は、かわりにフラッド始末のため一連の超兵器の建造を提唱し、彼らはフォアランナー議会からその計画の承認を得ることに成功してしまう。 ダイダクトは派閥闘争に敗北、その権威は失墜し、追放を余儀なくされてしまった。

アード-タイリーン(地球)での発見[]

彼は追放され、地球上のDjamonkin Craterでライブラリアンによって設置されたクリプタム内部で瞑想状態にあった。千年の時が過ぎた後、彼はボーンステラーメイクスエターナルラスティングとその人類の仲間たちに発見され、そのマニピュレーターの手により復活した。彼は地球にプリカーサー遺物を求めてやってきていたのだ。

ボーンステラーたちとの旅の途中、シャドーはミューテーションにより、若きマニピュレーターにドメインへのアクセスを認めた。ミューテーションの際、彼の全ての記憶と知識をボーンステラーに転写した。これにより、後にボーンステラーはダイダクトのコピーとなっていってしまう。すぐあとにウル‐ダイダクト一行はフェイバーの差し金により拘束され、ボーンステラーはキャピタルに、二人の人類は07へ、そしてオリジナルのダイダクトはマスタービルダーの手でフラッド汚染星系に流刑に処されてしまう。アンシラ05-032メンディカントバイアスが仕掛けたキャピタルへの攻撃を生き延び、アークにてダイダクトはボーンステラ-の身体で妻と再会を果たし、フラッドに対抗すべくフォアランナー軍最高司令官として活動を再開した。

コンポーザー計画[]

対フラッド戦争の終末期、ウル-ダイダクトはフラッドに対する免疫を獲得すべく自ら実験を繰り返した。しかし、何の成果も無く全てが失敗する。そのとき、一人のプロメシアンがコンポーザーを使用してはどうかと提案する。実験とミューテーションの末に耐性がついてしまった彼では最早コンポーザーを使うことは出来なかったが、部下たちは使用することが出来た。その為彼らはプロメシアン・ナイトとなっていった。

“人類よ。フラッドは貴様たちが持ち込んだ災厄。その始末は貴様たちにつけてもらう”
— ウル-ダイダクト
“我がプロメシアンたちよ。数千年に渡り私はお前たちを率いてきた。これからも変わらない。立て!フォアランナーを守るのだ! 立て!そして、銀河を守るのだ!”
— ウル-ダイダクト

フラッド感染に対しプロメシアンナイトの軍勢は効果的であった。しかし、フラッドを食い止めるにはその数が余りにも少なかった。新たなる兵士を作るため、ヘイローに移住させた人類をコンポーザーの新たな餌食とし、プロメシアンナイトを次々と作っていった。

この暴挙にライブラリアンが行動を開始、マントルアプローチに忍び込み、たった一人コンポーザーにかけられず残っていたダイダクトの愛人だったエンデュランス・オブ・ウィルを説得、バイナリーライフルでウル-ダイダクトに致命傷を与え、コンポーザーを奪った。エンデュランスはプロメシアンとなり彼を見守ることを決意し、彼女からナイトが一体作られた。ライブラリアンは彼に従ってきた機械兵士たちをその護衛として残し、その様子を心配そうに見守るナイトと化したエンデュランスを傍らに置きダイダクトを再びクリプタムに封印した。そしてレクイエムの中枢に二重に封じ込めた。そしてダイダクトはヘイローアレイ起動を生き延びることとなった。

復活[]

“永き時を無駄にしたな、人類よ。だが・・・もう終わりだ。・・・フォアランナーは帰還した。”
— 復活したダイダクトがマスターチーフに対して

2557年、UNSC インフィニティの通信を利用し、ジョン-117の手によってレクイエム内部で復活を遂げたダイダクトはプロメシアンの制御をライブラリアンから奪取、ライブラリアンの意図を察した彼は"マントルを貴様たちに継承などさせない"と言い放ち、惑星中心部から離脱。

インフィニティを惑星に引き込み、不時着させた後インフィニティのデータサーバーに侵入しデータを奪取しようと試みたがチーフがインフィニティに合流したために失敗した。

その後にコンポーサーの位置特定に回ったが惑星外部・・ガンマヘイロー軌道上にあることを突き止めたダイダクトは惑星から脱出し、ストーム・コヴナントを率いて(その内の1隻にチーフとコルタナが乗っていたのは想定していなかったようだ)ガンマヘイローに建設されていたイヴァノフ研究所に攻撃を仕掛けた。コヴナントの攻撃で大混乱に陥った施設内部をスキャンし、コンポーザーを探し出した。そしてステーションに大穴を開け、コンポーザーを奪取した彼はイヴァノフ研究所にコンポーサーを照射し残っていた人員全てを排除してデータに変え、地球へ向かった。

地球へジャンプしたダイダクトは、インフィニティやダコタ戦闘集団、MAC防衛システムの抵抗を無視して地球軌道上へ達する。 しかし、攻撃を加えるには遅すぎた。ガンマヘイローで生き延びたジョン-117がブロードソードに乗って追跡してきており、艦内を飛行しつつインフィニティに攻撃を指示していたのだ。

地球での敗北[]

“私は、人類のために罰を下すのだ!”
— マスターチーフへの最後の言葉
ジョン-117はコンポーザーに乗り込み、ダイダクトとの戦いを挑んだ。しかし、コンポーザーの発射を食い止めるには手遅れだった。

コンポーザーはニューフェニックスの住民全てを犠牲にした。ダイダクトは、その力を持ってジョン-117の行動を阻止したが彼と共に居たコルタナがハードライトブリッジを利用して動きを食い止め、パルスグレネードの一撃を食らい、スリップスペースイベントに落下する。ハヴォック核弾頭が起爆する直前にコルタナは最後の力を使い、自分を犠牲にしてチーフを艦の破壊から守った。

再びの戦い[]

UNSC上層部の間ではダイダクトはスリップスペース落下時に死んだこととされた。しかしその死体は未だ発見されていなかった。

彼らは様々な理由から敵性フォアランナーとの遭遇を隠蔽する。ニューフェニックス襲撃事件は"コヴナント残党によって引き起こされた"とされたのだった。

2557年7月25日、ガンマヘイローでダイダクトが目覚めると、周囲にはマスターチーフによく似たスパルタンIIブラックチームがいた。朦朧とした意識の中で憎悪のまま視界に映るスパルタンたちを攻撃し、彼らと彼らの護衛していた科学者チームを皆殺しにしその血に染まった。直後、彼はコンポーザーの守護者、859 スタティック・カリロンと遭遇し、どうやって彼がヘイローに来たのかを尋ねた。そしてこのモニターはサービスポータルが解放されていたのとリングを管理しているモニターの049 アブジェクト・テスタメントと連絡が取れないことに応じてヘイローにやってきたのだという。サービスポータルはコンポーザー工場に至るものであり、そこで追加のコンポーザーが手に入るかもしれないと考えたダイダクトは、そこに自分を連れていくよう命じた

翌日、ジョン-117とブルーチームはブラックチームの調査に送られた。現地に到着し、彼らの死体を発見後、ブルーチームはコンポーザー発掘後の大穴から繋がる地下施設を探索する。その探索中に彼らは、コンポーザーでデータ化したものの倉庫となっている、コンポーザーアビスを偶然発見した。その奥のポータルをくぐり、ブルーチームがコンポーザー工場に到着すると、それを感知したスタティック・カリロンはダイダクトに警告を発した。

ダイダクトは、起動インデックスを片手にスパルタンたちの前に姿を現した。すぐにブルーチームは銃撃を開始したが、ダイダクトはアーマーが起こす衝撃波で弾き飛ばしその目の前でプロメシアン・ナイトを呼び出し襲わせる。スパルタンが防戦一方になり始めたころ、スタティック・カリロンはダイダクトのところに降りてきてプロメシアン・ナイトの再生成は契約の侵害だとして彼に抗議した。ダイダクトはこれに対しプロメシアンたちはすぐにレクイエムの奪還に向かわせるという。だが、スタティック・カリロンはますますダイダクトがナイトを作るため罪のない人間たちを使ったのではないかと懐疑の念を深めた。するとダイダクトはスタティック・カリロンを掴んで引き寄せ、彼らの契約はもう終わりだと告げ、工場の天空に1基のヘイローが浮かび上がった。それを地球の傍で照射し人類を消し去ってしまおうと目論んだダイダクトは、修理と完成間際の6基のコンポーザーの転移に取り掛かるためすぐにリングに戻った。

約束と自分の家を共に侵したダイダクトの横暴さに激怒したスタティック・カリロンにプロメシアンの群れから助けられたブルーチームは彼の手を借りてガンマヘイローに戻り、追いかけようとするが、ダイダクトはブルーチームをただ側方へ押しのけて進んでいった。ジョン-117は背後から奇襲しダイダクトの右目をナイフで奪うが、ダイダクトは動じずチーフのヘルメットを掴み頭蓋ごとボロボロにすると殴り棄てた。

ブルーチームがダイダクトに攻撃したが、彼は自身のアーマーを彼らのフォアランナーウェポンに対応させ、超至近距離からのボルトガンのチャージショットを含むあらゆる攻撃を受け付けなかった。彼が戦いにケリをつけようと構えた隙に背後からスタティック・カリロンが急襲しモニタービームでダイダクトを射撃、一時的に気絶したダイダクトはスタティック・カリロンによりガンマヘイローのコントロールルームに送られた。

スタティック・カリロンからブルーチームはダイダクトの行き先とフォアランナーのウォーリアーサーバントが敵兵の武器に適応し自動でアーマーがチューンナップされることを知らされる。ジョン-117はダイダクトが落した起動インデックスを拾うとスタティック・カリロンに頼み、ダイダクトを追い、彼の元にテレポートさせてもらった。

ダイダクトが目を覚ますとジョン-117と邂逅し、彼らは問答を始めた。多くの人々やブラックチームにコルタナと大切な友達を殺したダイダクトを許さないというジョン-117はコントロールパネルに起動インデックスを設置した。ダイダクトは驚愕し自分を殺すためだけにヘイローを起動するつもりかとジョン-117を問い詰める。ジョン-117はたしかに初めはそう考えていたが、25光年の全ての命を根絶やしにはできないと告げた。代わりに、まず起動インデックスを使いスタティック・カリロンにガンマヘイローのフェイルセーフを外してもらい、自分たちのいる区域をリングから分離させ輪片を真下の惑星、コンポーザー工場が位置する場所に射出、落下させるというものであった。語り終えるとジョン-117はダイダクトに背を向け走り出した。ダイダクトはジョン-117とスタティック・カリロンの企みに気付くとジョン-117を追い懸けようとするが次の瞬間、彼らを抱えたガンマヘイローの断片はコンポーザー工場のある惑星、さらには6つのコンポーザーの密集地に落下し、爆炎と強烈な衝撃波、そして破壊される6基のコンポーザーから漏れたデータ化光線がコントロールルーム中を飛び交い、ダイダクトは断末魔の叫びをあげて塵となった。一方、ジョン-117は爆発時にスタティック・カリロンにテレポートされロングソードで逃げていたブルーチームと合流し、無事脱出に成功した。

ダイダクトの確実な敗北にもかかわらず、ジョン-117はフッド郷にあのフォアランナーはただ押し留められただけで死んではいないと確信していると述べた。

フォアランナー-フラッド戦争
LP 656-38 eBattle of DM-3-1123 bBattle of CE-10-2165-d最初の遭遇Battle of the Maginot SphereBattle of the Halo Array
ライブラリアンウル-ダイダクト • イソ-ダイダクトメディカントバイアス(AI)オフェンシブバイアス(AI)グレイブマインド
ターミナルキーシップアークマジノ線
プリマリー・パイオニア・グループ(PPG)事前調査チーム - アルファ(AST-A)緊急艦隊鎮圧艦隊セキュリティ艦隊フォアランナー艦隊司令部
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